2014年3月22日土曜日

光の花束ブローチ

前回作ったお花パーツがとても気に入って、ピアス、イヤリングなども作りました。

でも、たくさん作ったパーツたちをもっと私らしい形にしたいなぁ、と思ったんです。

・・・・・思った、までは良かったんですけどね。色々失念していたんです。


トウカさんはロリィタ系にも片足突っ込んだ人ですが、基本黒白しか着ませんでした。
ピンクは母が好きで(今でもよく着ていますが)、小さい頃よく着せられていたその反動で、女の子らしく振舞うことへの反発心もあったのでしょう。一人称をボクと言ったこともあったっけなぁ(笑)
とにかくそんな調子で今まできたものだから、女の子らしいものをあつめるとか、デコレーションするとか、そういう美的感覚を養わずに来てしまったわけです。デザイン系の学校なんかを出ているわけでもないため、こういうところで行き詰る。メイクだってマニキュアだって得意じゃない私です。センスを磨く機会なんて自分で放棄していたようなもんですし。
おかげで下の土台が見えないように1台埋めるのに3日くらい時間かかってしまいました。




1個を拡大するとこんな感じ。

これは制作途中だった段階のやつ。今まではグルーガンを使って底上げしたりもしていたけれど、仕上がりが雑になりやすいので、全てレジンで固定しています。丈夫です。
布、シェル、プラスチック、金属、などなど、色々な素材で花と蕾を表現してみました。
花束とか、花かごとか。ぎゅっと詰まった感じが伝われば。

今月は、別れよりたくさんの出会いがあり、応援してるよ、と言葉を頂きました。
すごく素敵なことです。ありがたいことです。
デザフェスから約半年、もうハンドメイドで作品を生み出せるほど私に余力は残っちゃいないなんて思っていたのに。ひとえに声かけをして下さるかたのおかげです。
皆に感謝の言葉の花束を。










2014年3月16日日曜日

小さな恋の物語



3月後半戦は、春らしいものがつくりたくて。
花を愛する方にお願いをしようと思っていました。

3.11からもう3年になります。長いようで、短くて。
この国は、国の民は、多くのことを経験したと思っています。
そこで、私がこの3ヶ月で学んだこと。
Wanderingsworksというアクセサリーブランドとして、今後どうしたいのかということ。
今までは不鮮明だった、デザフェスで投げかけられた疑問にやっと、答えが出た気がしました。

私は、頑張ってる女性(ひと)のためにアクセサリーを作りたい。
人それぞれ「頑張ってる」のものさしは違うから。
「うん、頑張ったよね」「頑張ってる!えらいね!」と肯定してくれるひとが、常に周りにいてくれるわけじゃないから。
寄り添って、励まして、力になる。お守りのようなアクセサリーにしたい。
だからこその、オーダーメイドでありたい。

そんな思いを抱きつつ、今回のオーダーに取り組みました。


今回の言葉の鍵の魔法を引き受けて下さったのは、つうしゃんさんです。
普段はお花を摘んでは押し花にして、それをレジン封入してアクセサリーをつくっていらっしゃる作家さんです。
道端に咲くとても小さなお花に恋をする女の子、がテーマとして思い浮かんだと言って下さって、そんな素敵な言葉の鍵を頂けて私はとても嬉しかったです。

今までは金属パーツ、レース、リボン、合皮などを使ってきました。
でも、繊細な花らしさを表現したくて今回はレジンも併用してみました。
薄く、軽く、それでいて多少の水にも耐えられる。本当の花のようなアクセサリーに。


つうしゃんさん、本当にありがとうございました。
あなたにたくさんの幸せが訪れますように。

宙の国のアリスの物語

言葉の鍵の魔法、3月前半戦を達成感に包まれております。

今回はあいさんから頂いた言葉の鍵の魔法です。
天体のモチーフ、アリスのモチーフ、そして赤とピンクと銀色。
アリスといえば大概金や水色、赤は女王様の色ですが、今回はあいさんから頂いた言葉の鍵で、新しいアリスの物語に思いを馳せます。


新しいアリスなら、きっと宇宙を旅するだろう。
薔薇星雲を飛び越えて、銀の月と踊り明かすの
赤色の靴の踵を鳴らして、ウインクひとつ
永遠少女だけのお茶会の始まりよ



久々にビーズのみを連ねたブレスレットを作ったので、なんだか童心にかえった気分でした。あい様ありがとうございました。

桜奏リボンチョーカー

プレゼント企画でも使用した合皮のリボンを使って、チョーカーを作りました。

リボンひとつでも十分かわいいけれど、リボンの大きさを少し変えることで、華やかさを出せたかなと思います。
リボンひとつが春待ちなら、3つになったら春になってもいいよねと、名称に迷いました。
春と言えば桜、桜が咲く様を歌った曲はたくさんあります。その歌を聞くだけで、遠い日の出会いや別れを思い出すこともあるでしょう。
そんな色々な想いをこめて、桜奏(さくらそう)と名づけました。

発表してすぐに、素敵なお嬢様の元へお嫁入りしました。本当にありがとうございます。

2014年3月3日月曜日

第1回プレゼント企画を行いました

消費税増でデザフェスの参加費が上がったことを風の噂で聞いた2月末。
あめこさんへの発送を終えて、3月の言葉の鍵を誰にお願いしようかと考えていた私は、同時に秋のデザフェス参加を再検討し、別イベントか若しくはギャラリー等への委託など、散々迷って悶々としておりました。


イベントは楽しいです。
けれど、売上から考えたらマイナス計上になりやすいため、家族からの視線も冷ややかです。
でも、作るのが好き。同じものをたくさん作るのではなく、オンリーワンを。
そして、ちょっと原点回帰してみようとプレゼント企画を3月1日・2日の48時間限定で企画しました。


ホワイトパールカラーの合皮で作ったリボンに淡いピンクのプラパールと
星型パーツ、そして首に自分で巻いて調節して頂くためのリボン。リボンの先には更にリボンの装飾を付けてあります。
当初は、(ミント)のみをプレゼントとして出しておりましたが、籤を引く担当だった息子から
「まだもう1個籤引きやりたい」
とブーイング食らったので、もう1つ(ソーダ)の色のリボンチョーカーを急遽追加し、計2つのプレゼント企画になりました。
こういうアクセサリーでも需要あるのか、若干不安があったのですが杞憂に終わって良かったです。絶妙な大きさのリボンと生地なので、不思議ちゃん演出とはなりにくいんです。ちょっと自慢w
これからの時期に鎖骨の見えるようなカットソーと合わせてお使い頂けたらいいなと。
もっともっと大人な感じのを、後日再販する予定です。