2014年4月23日水曜日

銀河の双子星ブローチ

結晶型巨石が立ち並ぶ遺跡が有名な丘の上に、古い天文台がありました
木製の大きな扉を開けると、背中から斜陽が差し込んで長く影が伸びました。
コツ、コツと、踵が床を鳴らす音が建物に響きます
奥の扉が、ギィと軋んだ音を立てて開き、声がしました

「「待っていたわ、来るのを」」

よく似た声が重なって、声の主に導かれるまま奥に入りました
古びた機械が並び、その奥には天体望遠鏡
大きな木の机には、無数に散らばった天文図、星図、惑星のスケッチ
色ごとに分けられた色鉛筆とインク瓶に硝子ペン
・・・そして、セピアのインクで印刷された、不思議なチケット

「もうすぐ来るわ、星と一緒にね。準備はいい?」


銀河航行の飛行挺に乗り込んで
ポケットに夢色の飴を詰め込んで
繋いだ手はきっとずっと離さないで
どこまでも旅をするの 


ピンクとラベンダーのブローチは星とリボンを盛り込んで、可愛さをアピール。
金のフープはボタン足に引っ掛けたり、お手持ちのブローチと合わせても。
襟から襟へ、帽子の上で、ストールの上で。星が繋ぐ銀河が揺れます。

2014年4月17日木曜日

金の明星、銀の夜星

金の星の導きに、月色の輝きを。
銀の星の導きに、夜色の煌きを。
ピアスではなくイヤリングにしたのは、パーツがそれなりの重さになってしまったからなのですが、結果的に合う色があったので良かったかなと思っています。
大人っぽく、ファンタジックに。
ト音記号のようなラインと、色の重なる煌きが合わさって、久しぶりに自画自賛な可愛さになりました。

2014年4月7日月曜日

天体少女の惑星儀

長野系理科少年には確かに憧れるけれども、そんな少年像ばかりを依怙贔屓するわけにはいきません。だって、私は確かに少女だったし、鉱石や天体を愛していた。
不確かで曖昧で、そんな長野系理科少年像に幻想を抱いて。
今だからこそ、こういうデザインで作ったら、自分と同じような女の子の目に止まるかもしれない。気に入ってくれるかも、手元に迎えてくれるかも、そしてあの時の私のように空の向こうを見上げてくれるかもしれない。

そんなことを思いながら、土星のような形をしたデザインにしてみました。
ピンク色の惑星、周りをめぐるたくさんの衛星。
チョーカーなどにしたら似合うのではないかと、思っています。
上はサーモンピンク色、下は八重桜のようなピンク色。
どちらも下側に星のチャームが下がるデザインです。惑星部分のパーツがそれなりに重いので、当初ピアスなども考えていたのですが却下となりました。
裏側はあえて磨りガラス調に残し、ラメや星が映えるようにしています。

こんな惑星儀を持ちながら、惑星を廻る様々な衛星を旅するとか、そんなことを妄想するのにピッタリだとおもいます

理科少年の星読盤

虹色銀河を作ってから数日後。
もう少しキラキラして、アクセサリーぽくて、空の色みたいなモノを作ってみました。

左は真夜中の青。
右は薄明(日の入直後位のこと)の紫。
そして、下の写真で一番右の黄昏。
シクラメンオパールというカラーですが、都会の夕暮れ色で結構気に入っています。
一つだけ錘が足りなかったのでユニコーンついてますが、販売の時には別パーツになる予定です

虹色銀河と神様に召されたイヤーフック

以前から一度作ってみたかった、天球儀のモチーフ。
デアゴスティーニなどでも以前、太陽系儀を作ろうという特集の週刊モノが出ておりましたけれど、あれは大きくて作るのも複雑で。買い続けられる気がしなくてハナから買いませんでしたが。
本格的なのも私は好きですが、もっとアクセサリーに近くて可愛らしいモノにしたくて色々載せる素材を変えて作ってみました。

虹色銀河
中央のスワロフスキーが角度によって虹色にグラデーションになって見えたり、透明になったり。割と軽くて何にでも流用がききます。
で、はじめてイヤーフックに仕立ててみました。
で、これを試作して強度実験中に紛失するというアクシデント。
ちょっとマジで涙でました。自分の落ち度とはいえ・・・。
もう少し立ち直れたら、もう一回イヤーフックを作っても良いかと思っております