2014年1月13日月曜日

蜂蜜色の首飾り

ある音楽学校の古い講堂に、不思議な蜂が棲み着いているという噂がありました。
その蜂は、普通のミツバチよりずっとずっと小さく、そして黒曜石のような黒いからだをしていて、悪戯好きな蜂だといいます。
古い講堂の奥には小さな舞台があり、その舞台には小さな古いピアノがあります。
舞台の上は薄暗いので、そこにピアノがあってもなかなか弾きにくる人間はいません。
稀に本校舎のピアノが使えなかった生徒が、人の寄り付かない講堂に独りで古いピアノを弾きにくるのですが、蜂がたまたまそこへ出くわすと、楽譜の上で音符のフリをしたりして惑わせるのです。生徒が驚いて目を白黒させ、鍵盤に視線を落とした間に蜂は飛び去ってしまうので、学校の七不思議のような存在です。
蜂は悪戯をしたあと、必ず蜂蜜色をしたひとかけらの石を置いてゆきます。その石をお守りにすると不思議と上手になるというよ、と卒業生は付け加えながら七不思議を語るのだそうです。



そんな背景の物語をつけたくなるような、蜂蜜色の首飾りを作りました。ゴールドとイエローのカラーが肌になじみます。

だいたい鎖骨下あたりにくる長さとなっています。
主とする大きなモチーフがついているわけではないので、重ね付けなどをして頂くと丁度良いように思います。オススメは小さめ粒パールのロングネックレスなど。

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