2014年3月16日日曜日

小さな恋の物語



3月後半戦は、春らしいものがつくりたくて。
花を愛する方にお願いをしようと思っていました。

3.11からもう3年になります。長いようで、短くて。
この国は、国の民は、多くのことを経験したと思っています。
そこで、私がこの3ヶ月で学んだこと。
Wanderingsworksというアクセサリーブランドとして、今後どうしたいのかということ。
今までは不鮮明だった、デザフェスで投げかけられた疑問にやっと、答えが出た気がしました。

私は、頑張ってる女性(ひと)のためにアクセサリーを作りたい。
人それぞれ「頑張ってる」のものさしは違うから。
「うん、頑張ったよね」「頑張ってる!えらいね!」と肯定してくれるひとが、常に周りにいてくれるわけじゃないから。
寄り添って、励まして、力になる。お守りのようなアクセサリーにしたい。
だからこその、オーダーメイドでありたい。

そんな思いを抱きつつ、今回のオーダーに取り組みました。


今回の言葉の鍵の魔法を引き受けて下さったのは、つうしゃんさんです。
普段はお花を摘んでは押し花にして、それをレジン封入してアクセサリーをつくっていらっしゃる作家さんです。
道端に咲くとても小さなお花に恋をする女の子、がテーマとして思い浮かんだと言って下さって、そんな素敵な言葉の鍵を頂けて私はとても嬉しかったです。

今までは金属パーツ、レース、リボン、合皮などを使ってきました。
でも、繊細な花らしさを表現したくて今回はレジンも併用してみました。
薄く、軽く、それでいて多少の水にも耐えられる。本当の花のようなアクセサリーに。


つうしゃんさん、本当にありがとうございました。
あなたにたくさんの幸せが訪れますように。

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